バイクで行こう!北海道ツーリング

北海道ツーリング2004 日記

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8月15日(北海道7日目・最終日)

T君と再び合流
北海道も残すところ今日一日となった。もうそろそろ出発しようか、という頃に、T君から電話がかかってくる。
「今日さ、仕事も用事も終わらせたから一緒に走ろう」
うれしい。実はT君とは昨日一緒に走る予定だったのだけど、何かと忙しい彼は昨日はツーリングに行くことが出来なかった(ま、お盆時期だからそれが当たり前か)のだ。最後の苫小牧港まで2人だけのツーリングになったちゃったね、って話してたんだけど、「T君のことだから、無理してでも最終日は来るんじゃないか?」と旦那のにらみ。それがドンピシャ、T君がまた一緒に走ってくれるというのだ。本当にありがたいなって思った。
ホテルの外で待っていると、快音を響かせながらT君がやってきた。お待ちどぉ、とメットを脱ぐ。 昨日はどこ回ったの?という彼の質問に、一部始終、写真を見せながら積丹半島一周の話をすると、「わぁ、俺も神威岬は行ってみたかったわー」と言う。うん、次の機会に、絶対一緒に回ろう!

フェリーは18時半出発出発の為、苫小牧に15時過ぎには到着してようか、ということになった。余裕を持った本日の日程はあまり遠出をしない支笏湖経由苫小牧行き。
支笏湖の揚げイモも美味しかったなぁ
札幌にお別れをし、国道453号で支笏湖へと向かう。山道を登ったり下ったりしていくと、その姿がだんだんと現れた。こんなに車の台数がいるとは思わなかった、とT君は言うので、観光の季節を外せば道は空いているのだろう。
支笏湖は周囲約42kmのカルデラ湖。大きい透明度の高いその湖ではジェットスキーなどで遊ぶ人たちが目立った。お天気がもうちょっと良ければ、景色も澄み渡って綺麗だったんだろうけど、空には嫌〜な黒い雲が浮遊している。お陰で、透明度の高い湖も水色ではなく灰色になる。惜しい。
湖畔にある売店でT君が揚げイモを買ってきてくれた。ジャガイモが串に刺さって3つ重なったその姿は、本州の高速道路でも時々目にする形ではあったが、ひとかじりしてその違いに気付く。美味い!じゃがいもなのに、甘い!!さすが北海道のじゃがいもは美味しいね、とあっという間に平らげてしまったのだった。

雨が降ってきたので、雨宿りしながら、少しそこでまったりとする。なんせ、時間はたっぷりある。
少し雨が弱まってきたので、カッパを着てお昼ゴハンが食べられる場所まで移動する。
温泉街に着くと、周りは観光地らしく賑やかだった。ホテルや食堂、お土産ものやさんが立ち並ぶ。一通り見て回って、チップが食べれるお店にご入店。
チップとは、ヒメマスのことで、ベニザケの陸封型の魚。通常湖から川を下り海で育つ稚魚が、湖でそのまま成長した魚のことを言うらしい。支笏湖に来るまで、そんな魚の存在さえも知らなかったのだが、この魚美味しくて人気だというのだ。それならば、と挑戦することにした。
私が頼んだのはチップそば。上にチップの天ぷらがのっている。初めて食べるチップは、魚の臭みがなく、どちらかというと甘いかも、と感じさせる美味しい魚だった。やっぱいろんな所を回ってみると、世界が広がっていいね!
ふと、外を見るとジャージャーと雨が降っている。雨の水しぶきが10cm以上跳ねているくらいの土砂降りだ。こんなんじゃ走る気にもなれないね、とお店のお茶をお代わりするのだった。
さて、、時間も14時前になったことだし、雨も小降りになったし、ぼちぼち苫小牧港に向かうことにしますか。
名残惜しいけど、苫小牧港
雨上がり、前を走っているT君と旦那のタイヤで巻き上げられた水しぶきが、キラキラと虹を作っていてとても綺麗だった。バイクに乗っていると、車やバスに乗っているんじゃ絶対に気付かないようなことに気付くものだ。
それは空気の流れだったり、一緒に走っている人の気持ちだったり。ちょっとした気温の変化や自然というものを肌で感じながら走れるのってやっぱりバイクだからかなとか思う。それに、運転している時はある意味孤独なので、一緒に走っている人の気持ちを探ったりもする。楽しんでるな、とか何見て走っているんだろう、とか、あいつに対して怒ってるな、とか。背中とジェスチャーと走りで意思疎通しているんだから、ライダーってすごくない?確かに、長時間運転すると、決して楽な体勢じゃないし、肩は凝るしで大変なんだけど、やっぱり私はバイクの免許取って良かったなぁって思う。
バイクという趣味を持たなければ、また違った人生があったのかもしれないけど、今こうしてバイクを通して知り合った人たちとの一つ一つの思い出が温かいなぁ、などと本当に思えるのだ。
もう苫小牧港を前にして少しセンチになっているだけかもしれないけど、2004年の夏に過ごした北海道ツーリングは、本当に楽しい楽しい夏休みとなった。


苫小牧港に着き、手続きした後、3人で最後のおしゃべりをする。
「バイクを俺んちにおいてさぁ、走りたい時に飛行機で来るってのはどう?」T君の天才的発言。いいね、そのアイディア。我が家がお金持ちだったらすぐ採用!(笑)
でも、本当、そうやって好きなときに北海道に遊びに来たいなぁ。

乗船時刻も近づいてきて、T君とのお別れの時間がやってきた。また、近いうちに遊びに来ます。今日は本当にありがとー ありがとー ありがとー・・・(フェードアウト)

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