バイクで行こう!北海道ツーリング

北海道ツーリング2004 日記

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8月14日(北海道6日目)

小樽港を眺める
さて、北海道で丸一日走れるのは残すところ今日だけとなった。今日は積丹半島を回る予定だ。札幌市街を抜け、5号でまず小樽を目指す。昨夜の雨降りの札幌から様子を変え、スキッと晴れた朝だ。気分はとても晴れているのだけど、北海道では少ない海水浴の季節&帰省ラッシュという2大要素が重なって、とてもその道は混んでいた。延々と続く車の列。混んでなきゃ、快適なのになぁ〜、と思うが、きっとそれはみんなも同じ思いだろう。
小樽港の手前で左に曲がり、国道393号へと入った。持っているツーリングマップルには”夏に渋滞する国道5号線の抜け道!”と書いてある。おぉ、そんな道があるんだったら行かねば。
情報通り、その道は空いていた。適度なワインディングもあり、気分は上々。少し走りを楽しんでいると、小樽港を一望できる毛無山のパーキングが見えてきた。小樽の町並みと港の風景が目の前に広がる。情緒あふれる小樽の町を散策するのもきっと楽しいけど、混んでる夏場でしかもツーリングだったら、こんな風に遠くから眺めるのも悪くない。
しばらく舗装されてる細い山道を行くと、ソフトクリームの看板が見えてきた。ソフトクリームには目がない私。しかも、牧場の直結のソフトクリームなんて濃厚そう。山中牛乳というお店で2つ購入。味は・・・もちろん美味しかったさ!

国道393号から県道1022号、そして国道5号を通り、岩内方面を目指す。分岐点の度に目指す地名は倶知安だった。私と旦那、この倶知安が読めず、ずっと”ぐちやす”って読んでいたんだけど、走行中、倶知安の看板にローマ字で”KUCCHAN”の文字を発見した時はあまりに衝撃的で、一人メットの中で「くっちゃんって読むのかよ〜」と叫んでいた。それにしても、北海道の地名の読み方って本当に難しいなと思った。摩周湖近くに弟子屈っていう地名があるんだけど、それもずっと”でしくつ”って読んでたし(本当は”てしかが”)、名寄っていう地名も2人して”なより”と読んでたのに、”なよろ”だったし。ま、そうやって少しずつ北海道を知っていくのが楽しいのかもしれないけどね!

結構時間が経ってたので、岩内を通らずに県道269号でショートカットしつつ、国道229号に合流することになる。カブトラインと呼ばれるこの道は、崖っぷちの横を通るような感じで、また海水面からは大きい岩がゴツゴツと出た風景で、神秘的だ。中には穴が開いた大きい岩などもあって、後になって写真とれば良かったなんて思ったりもした。

海がキレイだぁ〜。神威岬。
この先目指すは積丹岬だったんだけど、私はどうしても神威岬に行きたくなってしまって、急遽予定を変更して、国道229号から神威岬へと続く道にそれることにした。デカデカと「ここより禁煙」と書かれている文字に旦那は「マジ?」って顔してる。悪いねぇ、しばらく付き合ってもらうよ。
アスファルトの駐車場の向こうには黄緑の丘が広がっていて、どうやら斜めに歩いていけるようだった。とりあえず行ってみよう、とジャケットにブーツの格好で歩き始めた。歩くのはそんなに好きな方ではない旦那と一緒に丘を登りきると、2人とも結構息があがっている。旦那に至っては、歩くのはもう充分、って言いたげな顔だ。ま、バイクのブーツで歩くのは疲れるよねぇ、でももう見えるんじゃないかな、神威石。そんなことを言いながら歩いていくと、前方におびただしい門が見える。「ほら、きっとあそこだよ、最終地。頑張ろー。」ブツクサ言う旦那を気力づけながら、ドカドカと歩く私たち。で、門までやってきて言葉を失った。
そこから見えたのは万里の長城のように尾根をずーっと長く続く道。あれ?ここで終わりじゃなかったの?なんて考えが甘かった。ここからが始まりだったのだ。どうしよう。行くとなるとかなり時間がかかる・・・だろうな。でも、行ってみたい。旦那は「行きたいなら行こうよ」と判断を私任せにする。一瞬考えて、「じゃ、行こう!」と決意すると、「エ゛?! マジすか?」と驚く旦那。どうやら、私が”行く”と言わないことを想定して判断を任せたらしいのだった。勝手に言動を期待して発言するのはやめて・・・ね(笑)。

この細い長いアップダウンの激しい1本道は1km以上はあるんじゃないかと思われるほど長く感じた(実際は700mくらいらしい)。左右を見下ろすと透き通った綺麗な海が広がっている。本当に綺麗なコバルトブルーの海は、日本にも、こんなに綺麗な色の海を見ることができる場所があったんだ、と思わされるほどだった。私がこんなに綺麗な海を見たのは新婚旅行で行ったタヒチのボラボラ島以来のような気がする。
下が金網になっていてちょっとゾゾッとする橋などを渡ってしばらく行くと、とうとう神威岬の先端までやってきた。そして、その先にそびえ立つ神威岩を見た時には、自然の作り出した素晴らしい光景に見とれるほどだった。
歩いてきた達成感と、良い物が見れたという充実感で、旦那も私も「頑張って良かったね」とすっかりご機嫌。でも、駐車場へ戻る道のりは、やっぱり疲れたことには変わりないのだが。
積丹半島といえば、新鮮なウニが有名だ。安くて美味しいらしいのだが、なんだかずっと海鮮丼系を食べてきたので、ウニを食べる気になれず、素通り。多分、旅のはじめに来てたら、間違いなく食べたんだろうけどさ。
お昼ごはんの機会を失ったまま、国道229号を走る。休憩に寄ったパーキングで「牧場ラーメン」というメニューを発見し、そのネーミングに引かれて牧場ラーメンをすすった。どの辺が牧場だったかっていうと、(どうだろう?豚肉が入ってたあたりかな?)と疑問が残るのだけど、味は期待よりも全然美味しくて、久々のラーメンをペロリと平らげてしまったよ。

朝里峠で虫のシャワー。
積丹半島を出ると国道5号で小樽の方まで戻ってきたのだけど、時間も夕方、海水浴帰りの人で道はまたもや渋滞の模様。行きの札幌市街から小樽の渋滞も体験したので、帰りは小樽よりちょっと札幌よりの朝里から県道1号で朝里峠を抜けて帰るルートにした。
走っている車の台数は少なく、比較的快適に走ること数キロ、朝里ダムの手前で、面白い光景を目にする。明らかに大自然の中なのに、人工的な道路が大きい大きい円を描いてそびえ立っていたのだ。もちろん、私たちもその道を通ってきたのだが、夕暮れ時で夕日がきれいなこともあって、とても幻想的だった。・・・写真撮ってきたかったな。
それからはずっと一本道でひたすら山道を行く。そんなに楽しいワインディングがあるわけでもなく、いいカーブだ、と思った時は前に車が走っていたりして、日も暮れちゃったしツーリングを楽しむというよりかは、早く札幌に戻りたい、って感じで走っていた。
そして感じた、サァーーーーっという感触。一瞬、霧の中に入ったような感じなんだけど、霧は出ていないで違うだろう。なんだろう、と思って走っていて、街灯の脇を通った時にそれが小さい虫のシャワーだってことに気がついた。大きい虫が息つく暇もないほど飛んできてゴツンと当たっていくのにはさすがにもう慣れてたが、小虫のシャワーは初めてだった。いやーん、と思ったけど、嫌でも何でもここを走らないことにはツーリングは終わらない。時々、この虫たちが自分の髪に、首に、とか考えて首筋がぞぞーとなって、身震いしながらも(頑張って)運転したのであった。
札幌ビール園でジンギスカン。
県道1号から国道230号へと入り、無事札幌のホテルに到着。今日は北海道最後の夜だ。お昼ごはんが遅かった為、お腹もそんなに空いてはなかったのだけど、最後に何を食べたいか、と問われると、やっぱ残る候補はジンギスカン。幸い、札幌ビール園がホテルから歩いて15分くらいの所にあったので、そこに行くことにした。 ラム肉は生肉とタレ付き肉とあったけど、今回食べたのはタレ付き肉。とっても良い味だった。最終日の夕食を飾るのに不服なしって感じ。

ビール片手に肉をつまんで、楽しかったね、明日帰るだなんてちょっとさみしいね、などとツーリングを振り返って、しばし思い出話に花が咲く。

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