バイクで行こう!北海道ツーリング

北海道ツーリング2004 日記

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8月13日(北海道5日目)

朝ゴハンは釧路港で勝手丼。
記憶のないまま朝を迎える。北海道に来てから、毎晩熟睡も良いとこだ。しかも大体23時には寝て、6時前後に起床するから、規則正しいったらありゃしない。ツーリングじゃない長期休暇だったら、まず考えられない、こんな生活。
8時半頃、健康センターを後にして、朝ゴハンとお土産を買いに釧路港の和商市場へと向かう。ここではゴハンの上にお好みのネタをのせて食べる勝手丼というのが名物だ。早速、おまけしてくれると言ったお店で自分好みの勝手丼を作り上げる。ネタ次第で金額もピンからキリまで。でも、小分けで頼めるのがうれしい。約束のおまけ、はいくらをドドーッとのせてくれた。おっちゃん、ありがとう!
お腹いっぱいになったら次はお土産選び。せっかく北海道なんだから、と本タラバガニとキンキ(北海道ではメンメというらしい)とホッケを購入。そうそう、本タラバガニに非常に似てるカニでアブラガニっていうのがあるらしい。味は好き好きらしいが、その違いはカニの甲羅の突起の数。本タラバガニは6本でアブラガニは4本。そんな(失礼な?)質問にも嫌がらず教えてくれて、和商市場の人は本当に親切だ。きっと嘘つかず自信を持って売っている態度の現われなんでしょうかね。
海産物も一通り見て・・・キーホルダー等の小物を売っているお店を発見。何か良いモノないかな〜と、探していると、私の心をわしづかみしてしまう代物を発見した。

イクラ犬。

アフロ犬のブームは去ったけど・・・でも、でも、頭がイクラなのは素敵すぎる。即買いだ。
上機嫌で皆の待っている所に戻ると、「見て見て〜イクラ犬!」と早速自慢した。
すると食らい付いてきた若者一人、Yちゃんだ。「俺も買う」とやる気満々だ。Yちゃんも、こういうの好きなのね、ふふふ。
帯広の豚丼、大人気。
しばらく国道336号を走り、ボチボチお昼時。ふと左手の道路沿いにとうきびのノボリが立ってる。だいぶ走ったし、ここいらで休憩、ということで一同バイクを停車させる。メット脱いで、座っていると、「きびけ(とうもろこし食え)」とAちゃんがホカホカのとうもろこしを買ってきてくれた。わぁ、ありがとーと早速ガブリ。甘〜い!やっぱ北海道っって言ったらとうもろこしだよなぁ、一気に食べて、あっという間に芯だけになる。
こうやってさ、好きな所にちょろっと寄って旅を堪能できるのがツーリングの良い所だよね。
トウモロコシパワーをもらって、再び目指すは札幌。まだうちらは札幌での宿取ってなかったんだけど、ま、なんとかなるでしょうってことで、コマを進める。
浦幌を過ぎた辺りで国道38号に入る。帯広を通るルートだ。時間もそろそろお昼を過ぎてよい時間。さて、何を食べようか?
「やっぱあれだな、帯広で豚丼」とAちゃん。混んでいるかもしれないけど、挑戦することになった。帯広市街に入り、信号も多くなる。碁盤の目のように規則正しく並んだ道の中心、帯広駅のすぐそばにお勧めのお店「ぱんちょう」はあった。が、すごいすごい、長蛇の列。既に時計は13時半を回っていたのに、並ぶ気力をなくす光景だ。先頭を筆頭にみんな呆れたようにブンブンと頭を横に振る。駄目だ〜こりゃ〜の合図である。という訳で、停まる為に減速しかけたバイクを再び加速してその場を勢いよく去る。
あばよ、ぱんちょう〜。また時間に余裕があるときに来てみるよ。

豚丼が人気だと身をもって分かると、本当に豚丼を食べてみたくなってきた。あぁ、どうしてこう卑しいのだろうか。じゃ、あの店も美味しいよ、という「いっぴん」に連れて行ってもらうことにした。到着すると、こちらも店の外まで行列だ。20人以上は待ってるだろう。今日はまだまだ走らなきゃいけなし、それに夕張で1日目に別れたT君と待ち合わせもしているし、そんなにゆっくりしている時間はない。
さぁ、どうするか。Aちゃん達は(ま、東京から来たおまえらに任せるよ)、ていう顔をしている。判断は私達内地もんに委ねられたのだ。”残り一個”、とか”○○限定”とかの言葉に滅法弱い私。渋滞嫌いな北海道の人が行列してまで食べる豚丼、もうすごく味わってみたい気分でいっぱいだった。 時間、時間さえ待てば、食べれるのか。

「ちょっと並んで食べよう!」

口から出た言葉は豚丼しか考えてなかった。ごめん、T君。きっと・・・待ち合わせ・・・遅れちゃうと・・・思います。
運ばれてきた豚丼はドンブリから肉がはみ出ていた。このはみ出しがたまらんね、と思いながら蓋をとる。目の前に炭でほどよく焼かれた肉汁たっぷりのつややかな豚肉が現れる。白髪ネギと一緒に食べると美味しいよ、と言わんばかりに白髪ネギがのってる(増量もできる)ので、一緒にガブリと口に入れた。
炭の香ばしい匂いと、ほどよく染み込んだタレの味、そして何より柔らかい豚肉にはギュッと美味さのエキスが詰まっているようだった。そしてそこに白髪ネギのささやかな辛味がスパイスとなり、堪らない美味さへと変貌する。もっと味わう為に、自然と口がモグモグしちゃう。その時、あぁ、人気なワケだよ、と悟るのだった。 と同時に、この豚丼、何回でも食べたい味だ、と思ってしまうのだった。
雨の中の峠超え
さてさて、だいぶ時間は過ぎている。T君も待ってることだし、先を急ごう。
この先は日勝峠、日高峠と山道が続く。雨さえ降っていなければ・・・楽しい道なのだろうが、不運にも途中から雨の中の走行となる。結構強い雨の為、車も走行ペースを落としているようで、その後ろを走っていく。
雨に備えて一同カッパのみを着用してたのだが、早くもブーツやグローブが雨でやられていく。グローブなんかビチョビチョだ。皮なのに〜。気に入っているのに〜。抗議も虚しく雨は降り続ける。
日勝峠を過ぎてしばらく行った所で「駄目だ、フル装備しよう」と一同バイクを停めた。しっかしこの雨ひどいなぁ、とこぼしながら、レイングローブとブーツカバー、タンクバックにもカバーをかける。カッパ着る時は面倒くさくても、全部装備した方が懸命だということを、身をもって学んだのだった。

T君が待つ日高峠に着く頃、雨は小降りになる。ようやく雨雲も去ってくれたのかな?
セイコーマートでT君と合流。「よぉーお疲れさん。こんなに待ったの、俺初めてだよ〜」とさわやかにT君は言った。ごめんねー。待たせて。きっと、こんなに遅れた原因は豚丼だと思うんだけどね・・・(汗
1日目、T君と別れた旭川の時点で、私のタイヤはまだ皮向け完了していなかった。散々高速道路を走ったのにも関わらず、新品タイヤに生えてるニョロニョロみたいな突起物はしっかりと残っていた。ま、ことあるごとにAちゃんに、プチプチとニョロニョロを手でちぎられ、やめてよぉ、なんてこともあったのだが、あれから4日間のツーリングで私のタイヤはしっかりと皮むき完了していた。
はじっこまでなんとなく使えていた私のタイヤを見て、「うん、上出来上出来」と誉めてくれる。それにAちゃんも「3年前より全然上手くなってるよ〜」と言ってくれて、私は更にうれしくなるのだった。旦那は横で「(誉めてもらえて)良かったじゃん」ってな顔をしてる。へへ〜。
そして向かおう、札幌へ
札幌に着く前に今夜の宿の予約をしておかなきゃいけないことを思い出した。当日の予約でバイクが停められる場所はあるだろうか?何件か電話をかけると、札幌市街にあるホテルで予約が取れて、札幌に行く準備が整う。
雨は降らなかったものの、日高峠を越える道は路面がとても濡れていた。比較的ハイペースでのカーブに、(路面ぬれてるよー)とちょっと内心ドキドキする。でも、みんなと同じタイミングで減速・加速、そして同じようなバンク具合(イメージ)で曲がっていくと、なんとなく上手に運転できてるように思えたのだった。
一度、長沼の道の駅で休憩する。その中には、北方領土返還を願う署名が出来るコーナーがあったので、一人こっそりと署名してきた。頭には、納沙布岬で見た目と鼻の先にある貝殻島を思い浮かべながら・・・。

札幌市街に入る頃、再び土砂降りの雨となった。車線も多いし、車も多いし、信号も多いし、道分からないし。道案内してくれているAちゃんとTくんの後を、ひたすら追うので精一杯。
どこをどう走っているんだろう〜?と思った次の瞬間、バシャっとバケツの水ををひっくり返されたような衝撃を受ける。何事?一瞬前が見えなくなる。シールドが、カッパが、バイクが、メットが、私そのものがビショヌレだ(いや、雨降ってたから元々ビショヌレなんだけどさ)。なんと私は隣の無神経なドライバーが運転する車に、水溜りの水をタイヤでブァーっと巻き上げられたのだった。
ムカつくーーーーーーー!何あの車?くそー。オマエにもビチャーってしてやる〜。とは思うものの、安全第一なのでグッとこらえることにした。信号待ちで旦那に怒りを聞いてもらって、少し気分が落ち着く。カッパ着てて本当良かったよ。ドライバーの皆さん、雨降りの運転は、いろんなことに気をつけてくださいな。
右に左にいろいろ曲がって、ようやくホテルへ到着だ。
ツーリングお疲れ様。また一緒に走ろうね。
ここで、ツーリングメンバーのAちゃん、Kちゃん、Yちゃんとはお別れだ。本当は一緒に夜ゴハンでも食べたかったのだけど、時計はもう既に20時を回ってゆっくりゴハンという雰囲気でもない。みんなまだそれぞれのおうちまで1時間ほど走らなければいけないのだ。
お別れ、てなるとやっぱり寂しいんだけど、3日間の楽しかった思い出が沢山残ったので、一緒にツーリングできて良かったね、という気持ちの方が強かった。名残惜しく1時間程ホテル脇の道で、みんなで話した後、いよいよ解散となった。メットをかぶり、グローブをつけ、エンジンを回して手を上げながら彼らは帰っていく。
楽しかったよ〜。また次も一緒に走ろうね〜!!ブンブンと手を振り、彼らを見送った。
さて、残された旦那と私はホテルへと入る。雨の中の長距離走行で、結構ヘトヘトだ。ゴハンを買いにヨロヨロとセイコーマートへ出かけ、軽くゴハンを食べた後、そのまま深い眠りへつきたいところをグッと我慢してお風呂にだけ入って寝たのだった。

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