バイクで行こう!北海道ツーリング

北海道ツーリング2004 日記

<<8月11日    8月13日 >>> 日記リスト

8月12日(北海道4日目)

モクモクの硫黄山。
ホテルのバイキングで久々にゆっくりとした朝食の後、いざ待ち合わせの硫黄山へ。昨日は通りすがりに写真を撮っただけだったけど、今日は観光もする。
待ち合わせよりも1時間ほど早く硫黄山の駐車場に着いた。とお姉さんがやってきて、「500円です」とか言ってきた。何?駐車場代を取るのか?「はい、摩周湖の駐車場もこの券で入れます」とその人。ま、ここで待ち合わせなので、1000円を支払った。
Aちゃん達を待っている間、雑巾でバイクを拭く。昨日の雨でバイクは泥だらけだったのだ。すっかり綺麗になったバイクの上で、今度は人間観察ならぬバイク観察を始める。「わー、タイヤ端っこ使ってるなぁ」とか「このマフラーすごいなー」とか。また、「どこから来たんだろう」、とか「おっ、女の子ライダーだ!♪」というのもある。
私は女なので、やっぱり女性ライダーが気になる。どんなバイクに乗っているんだろうとか、どんな風に走るんだろう、とかだ。走っている最中のライダー同士のピースサインとかも、相手が女の子だったりすると、ブンブンと手を振っちゃう。勝手に親近感沸かせてたりするのだった。ま、相手がどう思っているのかはわからないけどさ。
しばらく観察を堪能した頃、プァー プァー プァー バンー ボボボボと賑やかな3台のバイクのマフラー音が聞こえてきた。どうやら、Aちゃん達の登場のようだ。
前日徹夜で走り続けた彼らは昨夜は爆睡だったそう。顔つきは寝てすっきり見えたが、Yちゃんだけ、「ちくしょー風呂入りてぇー」とブツブツとつぶやいていた。

硫黄山の煙を真近で見るため、岩山を登る。時々黄色くなっている箇所はきっと硫黄の色だろう。しばし硫黄山を見学した後、名物(?)の温泉卵を食べる。ここの卵売りのおじさん達はちょっと強引なトークだった。
「兄ちゃんたち、いくつ買う?」「硫黄山見終わったら、ここで卵食べてこ?」などだ。
・・・いくつ買う?ってまだ買うって言ってないのにさ。そんなおじさん達の熱いアピールに負け(?)、卵購入。でも、買って正解。硫黄の香りがちょっとして美味しかった。
硫黄って確か"腐った卵の匂い"って教わったよね?硫黄風味の卵は腐った匂いなのに、腐ってなくてちょっと笑える。

「でっかい熊の木彫りを買ってけーれ」とAちゃんは冗談で勧める。いや、バイクで運べないし、置くとこないし・・・。でも、興味本位でお土産物やさんの木彫りコーナーを見て回った。無数に並べられた木彫り達。なんで、熊の木彫りには必ずといっていいほど、鮭がセットなのだろう?ハチミツポットとかでも可愛いのなぁ。そんなことを考えながら歩いていると、妙に一つの木彫りが気になった。そいつは、キョトンとこっちを見てる。 気にしない、気にしない。木彫りが欲しい気分になってるのなんて、今だけ・・・、自分をそう思いこませて、もう一度、木彫りコーナーを通ってみる。また同じソイツに目が行く。沢山木彫りがあるのに、まるでソイツにだけスポットライトが当たっているかのように、妙に目につく。首をかしげて、目をまんまるにして、「連れて帰ってよー」って言ってるかのようだ。
衝動買いしたい気持ちを抑え、一度店の外に出て、気持ちを落ち着かせる。でも欲しい。どうやら物欲に火がついてしまったようなのだ。そうなると、今買わなきゃ、もう二度とアイツに会えない、そんな気持ちにさえなってきてしまう。旦那に言うと、「欲しいものは迷わず買いなよ〜」と。

でもさ、木彫りだよ?

動揺するまま、旦那をアイツの所に案内する。「この子」と指をさすと、「おっ。かわいいじゃん。買って帰ろうよ」と即決めだ。

チャリーン。5900円のお買い上げである。蝦夷シマフクロウのイオちゃん(←早速名前つけた。硫黄山で買ったからイオね)はこうしてうちに連れて帰ることになった。
2度目の摩周湖はまたもや晴れ。
硫黄山を出て国道391号を少し走り、摩周湖の看板で県道52号に入ると摩周湖に行く。途中、気持ちのよいカーブが続き、楽しい道だ。もう少しこのままカーブが続けばいいな、と思ったところで到着した。
摩周湖を訪れるのは3年ぶり。初めて来た時は晴れていた。はっきりと見えるその姿に、当時のツーリングメンバー(北海道住人も含む)は「霧じゃないの、初めて見た〜」と口をそろえて言っていた。あぁ、私達はラッキーだったのね、と思った次の瞬間に、「でも晴れの摩周湖を見たカップルは別れるっていうジンクスがあるんだぞ〜」とT君(今回苫小牧まで迎えきてくれた彼)に心無い言葉で脅されたものだった。
その脅しにもめげず、結婚して訪れた2回目。この日も摩周湖は晴れだった。霧の摩周湖と呼ばれているのに、晴れの摩周湖しか見ていない私達。ある意味、ラッキーなのだろうが、ちょっと霧の摩周湖も見てみたいぞ・・・なんて贅沢かしら?
ツーリングと虫は切り離せません
さて、硫黄山、摩周湖で随分とのんびりしてしまったので、ピッチをあげて納沙布岬を目指すことにした。本土最東端の地を目指してレッツゴー。
県道52号を摩周温泉の方に行き、国道243号でひたすら東に進むのだった。この道も快適で渋滞知らずの北海道ここにあり!といった感じだ。ひたすらまっすぐの道をブォーっと走る。あんまり長いこと同じ格好をしていると疲れてくるので、時々立ったり、足伸ばしたり、気ままに運転する。
しばらく走ると、だんだん前方が見ずらくなってきた。虫である。虫が飛んでて見づらいのではなく、虫がシールドに当たってそのままベチャっとくっついて、その数がだんだん増えて見づらいのだ。多分、ウェアもバイクも、虫だらけだと思う。
この道は結構チョウチョウが飛んでいて、遠くから、「あっ黒アゲハだ!」と自然の中の美に浸っていると、それがだんだんと私に近づいてきて、交通事故を起こしてくれる・・・。さっきまで大自然を悠々と楽しんでいたアゲハチョウは今私のシールドで死骸となって羽をパタパタとさせているのだ。妙に切ない瞬間。ごめんよ、黒アゲハ。
みんなも同じ状態だったのだろう、別海のガソリンスタンドで急遽洗車をすることになった。水の噴射機で一気に虫と泥を一掃する。気持ち良い瞬間だ。この噴射機・・・家にも欲しいな〜。各自メットも綺麗に拭いて準備完了。

さ、納沙布岬はもう少しだよ・・・
納沙布岬は昆布が美味い!
今まで山道だったので、久しぶりに海を見ながら根室半島を国道44号にのって走る。田舎の漁業地・・・といった印象の町並みを通り抜け、目指すは、東、最東端。県道35号で更に走り続けること20km弱。ジャリの駐車場にちょっとびびったけど、なんとか転ばずに駐車して、まずはゴハン。だって、もう2時前だし、お腹ペコペコだよ〜

ゴハンを食べるお店はいくつかあった。ここでもお客を取るのに必死なのか、「しきりにお茶でも飲んで、休んで行け」という。一つのお店で半ば強引に進められ、席についてお茶を飲む。サービスで昆布の煮物が出てきた。一口つまむと、うん。美味い!口の中でふんわりととろけていくようだ。
おばちゃんに話を聞くと、海の向こう側に見える貝殻島(北方領土の一つ)の周りに納沙布岬ならではの良質の昆布があるのだそう。でも、そこに行くのには権利を買う必要があって1回の漁で40万とか・・・そんなにするのか。

昆布が美味しかったのに気をよくして、ここでお昼も食べることにした。根室といえば、花咲ガニ。タラバや毛ガニとはまた一風変わって、甲羅がとってもトゲトゲしているカニだ。少し離れた釧路等でも花咲ガニは入るけど、本場はここなので、味も値段も他に類を見ない。というわけで、一同迷うことなくカニ丼をご注文。勝手に、生のカニ丼かと思ってたんだけど、出てきたのは火の通ったカニ丼だった。生じゃなくてちょっと残念だったけど、カニ丼ってそういうものなのかもしれない。それに、美味しかったから言うことなし。強いて言えば、一緒にほぐされていたカニの筋(?)がちょっと気になった、かな?

納沙布岬は北方領土返還意識の高い所だった。あちらこちらに北方領土のことが書かれている。それはそうだ。目の前に歯舞諸島の貝殻島(美味しい昆布が取れる所)が目と鼻の先、4km弱のところにあるのだから。
冬場、海が凍れば歩いてだって行けてしまう距離だ。寒流と暖流が交じる北方領土は世界の三大漁場に数えられるほどなので、そこをどちらの所有物か、とする問題はやはり重要なのだろう。
北海道にも渋滞はあるのねぇ
さて、今夜の宿泊先は釧路だ。急いでいかねばまたもや日が暮れてしまう。国道44号で行くことに決めた。しかし、この道、異様にペースが遅い。延々と連なる車の列、動かなくなる程の渋滞ではないにしろ、あんまり進まない。時々遅い車を追い越し車線エリアでぬかして見るものの、また次の車のご一行様のお尻についてしまう、そんなのの繰り返し。釧路まで130〜140kmはあるのに、これじゃー本当に日が暮れてしまうよー。
何度か車を追い越した所で、気分的に抜けない車に遭遇する。パトカーだ。赤いパトライトをクルクルと点灯し、のんびりとドライブをするかのように、走っている。お仕事・・・お疲れ様です。私達ものんびり走って北海道の景色を楽しんでますよ〜。
ずーっと時速40kmくらいで走り続けた後、休憩することなった。みんな単調なペースは好きではないらしい。確かに、ギアも変えず、アクセルを持つ右手も一定の力を加えた状態で、一本道を走っていると、眠くなってくる。バイクの免許をとって、ずっと眠くなったことなどなかったこの私でさえ、さすがにメットの中ではあくびだらけだったのだ。やばいやばい。

炭酸飲んで、頭をスッキリさせる。運転中に眠ってしまったら洒落にならん。
駐車場でみんなが一服してると、AちゃんがYちゃんのバイクで遊び始めた。小柄なAちゃんからするとYちゃんのバイクはかなり大きく感じる。もともとバランス感覚も良く、バイクの扱いに慣れているAちゃんはそのバイクでなんと8の字走行やウィリーをし始めた。一同、ギョッとする。だって、地面はアスファルトではあるが、一面に砂がかかっているんだよー。砂で滑りはしないか、みんなドキドキしながら見学していたのだった。
一番驚いたのはYちゃんだろう。やめてくれぇ・・・というよりかは、転ばないでくれよぉ〜・・・いう顔で心配そうに見てる。彼の眠気もこれで完全に吹っ飛んだことだろう。

眠気を撃退した後、再び走行開始。その後の道は時々混んで、時々空いて、という感じで釧路に近づいていく。
釧路市街はとても大きい街だった。車線も広く、大きいお店が並んでいて、利便性が良さそう。そんなことを思いながら、最終目的地釧路温泉センターに到着だ。
釧路温泉センターで一泊。
釧路温泉センターは24時間営業で男女別の雑魚寝もできるし、空いてれば個室も借りられるという所だった。2人部屋で6800円、荷物も多いしその方がゆっくりできるということで、個室を借りる。タオルとバスタオルと不思議な形の浴衣とロッカーの鍵を借りる。
ゴハンの前に一風呂浴びてスッキリした所で、夕ゴハンだ。今日はみんなでこのセンターの中にある居酒屋で楽しく食べることにしよう。
道東の夜も最終日を迎え、明日は札幌に戻るぞと。

▲ページトップ
<<知床よいとこ、オシンコシンの滝           見てみる?イクラ犬。>>
> 日記リスト