バイクで行こう!北海道ツーリング

北海道ツーリング2004 日記

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8月11日(北海道3日目)

網走の地で久々の再会。
真夜中のうちに札幌に住む友達のAちゃん達が網走に向かっているはずだった。「朝には網走にいるから合流しよう」という電話での約束。果たして、本当に到着しているのだろうか・・・。 旦那がメールすると、彼らは既に到着していた。すごい、夜通し走ってきたのかよー。恐るべし、北海道ライダー。途中雨に降られたらしく、少し休みたいというのを考慮して、9時に網走駅で待ち合わせをすることにした。
網走駅横に停められた3台のバイク。Aちゃん達だ。Aちゃんとは3年ぶりの再会、彼の友達のYちゃんとKちゃんとは初対面である。簡単に自己紹介をしてあっという間に打ち解ける。
「あのね、まだねー、こっちきてからコケてないよ!」と言うと、Aちゃんは「びゃっはっはっは」と笑い、「そーかそーか」と親戚のおじちゃんのような目をした。
Aちゃんは私と同じバイクでCBR900RR、YちゃんはCB1300、KちゃんはR1で、旦那がZX12Rなので、大型バイクツーリングパーティの誕生だ。

激ウマ!イモモチ。
網走から国道244号で斜里へと向かう。観光の車が多いのか、道は結構込んでいた。トラックも多く、のろのろと進む。この単調なスピードにもそろそろ飽きてきたな〜と思い始めた頃、先頭のAちゃんが脇にバイクを寄せて停めた。みんなも続いて停める。ヘルメットを脱ぐと、「イモモチ食うべ!」。なるほど、ここはイモモチやさんなのかな?
場所は斜里よりもちょっと手前の田舎道で、お店は左手にあった。ガラガラと戸を開けて、席に着く。朝ごはんをホテルで食べてきてしまったので、お腹はそんなに空いていない。が。運ばれてきたイモモチが、とっても美味しそう。もともとイモモチは好きで、機会があれば関東でも食べていたのだが、ここのイモモチは違った。 まず、表面がカリっとしていて香ばしい。それでいて中がもっちもちで甘い。でんぷんの甘みだ。ここのイモモチはまじお勧め。お店の名前を控えてこなかったのが、ちょっと悔やんでしまう。
腹を空かせたAちゃんたちは、その他にじゃがバター・じゃがいもスープ・牛乳など楽しんでいた。
うう・・・私も・・・お腹さえ空いてれば、全部制覇したのにぃ〜
オシンコシンの滝
外に出ると何やら雲行きがあやしい。それに空気が湿っている。いつ降り始めてもおかしくない空模様だ。しょうがない・・・カッパの出番である。上着にズボン、ブーツカバーにレイングロープのフル装備だ。
走り始めてしばらくすると、早速ザザザーと一降り。間一髪でウェアがずぶ濡れになるのを避けることができたよ。危ない危ない。
斜里から国道334号に入り、宇登呂に向かう途中、左手にオホーツク海を見ながら、しばらく行くと、オシンコシンの滝がある。オシンコシンの滝は日本の滝100景に選ばれたほどの有名な観光地(らしい)。駐車場にバイクを停めて、歩くこと5分くらい、高さ80mの落差を一気にしぶきをあげて下る滝が目に飛び込んできた。すごーーーーーい!
しばし滝を眺め、感動に浸っていると、横でAちゃんが
「裏にスイッチがあってな、夜は水止まっちゃうだよ。節水、節電。ね!」とか言ってきた。そう簡単にだまされません!
マイナスイオンを充分に吸って元気を充電した所で次なる目的地、宇登呂まで行こう。
宇登呂でゴハン
宇登呂ではお昼ゴハンを食べることにした。漁師さんの妻たちが運営しているという「漁協婦人部食堂」という所に入る。結構こじんまりとして、決してキレイとはいえない店構えなんだけど、中はとても混みあっていた。やっぱり新鮮な食材をそのまま提供しているのが、人気の理由なのだろう。
少し待った後、5人分の席が空く。私は迷わず海鮮丼を、旦那はウニクラ丼(ウニとイクラね)を注文する。共に単価は2000円。宗谷岬から400km強走った所で、海鮮丼の単価は800円下がった計算だ(笑)
「はい、お待ちどー」おばちゃんがテーブルの上にドンっとドンブリをおいてくれた。おぉ!!美味しそう!!タコ、イクラ、ホタテ、卵、鮭などが所狭しと並んでいる。お先にいっただっきまーす。と食べ始める私。
あぁ美味しい。やっぱ北海道は海鮮丼に限るね、なんてことを考えながらパクパク食べてると、喉と鼻の境目らしき所に異物を感じた。やばい、ゴハンが鼻の方に入っちゃったかな?必死に喉側から出そうと努力するものの、一向に異物感がぬけない。しょうがない、鼻をかむしかないか・・・とウェストポーチからティッシュを出し、皆に見えないようにちょっとかがんで、鼻をかんだ。どうやら、問題の異物は鼻を通って出てきたようだ。
チラッと出てきたものを確認する為に、ティッシュをのぞく。ゴハン粒を想像していたのに、色は・・・
ええぇ!?オレンジ色?

ティッシュの白に色鮮やかなオレンジの、直径6mm程のイクラが無傷で1粒。ありえない、鼻からイクラ、なんてそんなギャグみたいなこと、あっちゃいけないよーーー。
でも、潰れて出てこなかったのは、不幸中の幸い。万が一潰れてたら・・・オレンジ色の鼻水。
おっと、そんなこと想像しちゃいけないよ、君。

無傷で出てきたそのイクラはこっそりと旦那のゴハンの上に・・・は置かずに捨てたよ、さすがに。
知床峠を通り羅臼へ
お腹も満たされたので、一同は知床峠を超えて羅臼に向かう。「知床峠は晴れていれば楽しいよ〜」とAちゃんが言うのだけど、今日はあいにくの雨空。「でも今日は峠は霧だな。」空を観察しながら、間違いない、って顔でAちゃんが付け加える。
Aちゃんの予言(?)通り峠道は土砂降りで、路面はとってもウェッティ。乾いている路面だったらきっと寝かせて走ったりして楽しいだろうなぁ、と思いながら、滑らないように、転ばないように、気をつけて走る。しばらくうねうねと峠を上ると、知床峠に到着だ。案の定霧でなにも見えない。しょうがない、いつの日かまたここはリベンジしに来よう・・・。
知床峠の下りは今までの土砂降りが嘘のように止んでいた。路面も比較的乾いている箇所もあり、少しの間峠道を楽しむことになる。大きいカーブから小さいカーブまで揃っていたのだが、今までになく良い感じで曲がれた・・気がした。バイクってここまで倒しても、転ばずにちゃんと起き上がるのね・・・っていう気持ちになったくらいだから、結構寝かせられたんだと思う。打倒!ビバンダムくんまでもう少し、か?

羅臼に着いて一休憩。秘境と呼ばれるこの地は、散策すればもっと羅臼を感じることができたのだろうが、そんなスケジュールは組んでいなかったので、写真だけ撮影。
羅臼に来たぞ、と。
右も左も海。不思議な感じの野付半島
国後島を左の海の向こうに見ながら、国道335号線で南下する。間近で見る北方領土はなんだかとても新鮮だった。あれが、教科書で教わった北方領土か・・・みたいな。関東という地に住む私には北方領土の問題はなんだか他人事に思えてしまう。それではいけないんだろうけど。
緩やかな海岸線沿いの道を走り、県道950号に入った。左も海岸、右も海岸。あ!ひょっとしてここは野付半島か?野付半島は細長い半島で根室海峡と野付湾に挟まれている。北海道に来る前に「右も左も海の細長い道路があるんだよ」と教えてもらって、一度訪れてみたかった場所だった。
海の間を一直線に伸びる道で気ままにアクセルを回す。すごい!本当にこんな場所があるんだ!
途中、波の立ってない野付湾に空が綺麗に映りこんでいる風景に遭遇する。後で、ここで写真撮ろうっと。
野付半島の先端、トドワラ近くの休憩所で一休憩した後、目をつけていた写真スポットに行く。写真を撮りたかったのが私だけだったので、私が先導して好きな所で停まっていいよ、ってことになった。
みんなは大して気にしないのだろうけど、短距離間とはいえ、ベテランライダー達の先頭に立つなんて初めての経験。なんだか大それたことをしてるんじゃないか?って気になってしまうよ。でも、写真は撮りたかったので、チョロチョロっと出発した。
どこだったっけー?とキョロキョロしながら進む。ここ?いや、もっと先かも・・・。と停まること数回。その度にバイクから降りる。みんなも降りる。「こんな短距離ツーリング初めてだ」と旦那。そりゃそうだ、100m、200m単位で停まっているのだもの。すみませんねぇ・・・(汗)
するとKちゃんが多分もっと先だと思うよ、と助け船を出してくれた。それならば、私をそこまで連れてって!とお願いし、今度はKちゃんが先頭だ。やったぁ。
Kちゃんの誘導で無事写真を撮ることができた。さっき通った時より、雲が厚く、そして水面にさざ波が立ってたのが、ちょっと残念だったかな。
ところで、助け舟を出してくれたKちゃんのバイクで気になっていることが一つあったんだ。それは、ブレーキレバー。なんか、今まで見てきたバイクのブレーキレバーと様子が違う。走っている時にちらっと見た時は不思議なカスタマイズだなぁって思ってたんだけど。
停まってよくよく見ると、ね、それって工具じゃないですか?!
折れてしまったブレーキレバーの代用として、バイスプライヤーで固定するなんて。無茶ですよ、普通。
でもね、面白いものを見せてもらったよ。

硫黄山近くの川湯温泉でのんびりと。
さて夕方になり、そろそろ宿に向かう時間になった。本日の宿は摩周湖近くにある川湯温泉だ。私達夫婦はホテルを予約していたけど、Aちゃん達はキャンプするのだと言う。場所はどこでも泊まれる、ということで、摩周湖近くを目指して走ることになった。
国道272号から県道13号、そして国道243号を通って真っ直ぐに弟子屈を目指す。この道は非常に快適だった。車はほとんどいなく、アップダウンありの、ところどころカーブありの。ま、虫もいっぱいありの。そして何よりどこまでも続く森林や牛が無用心に寝ている牧場の横を突っ切っていく快感といったらありゃしない。あぁ〜北海道〜と意味もなく叫びたくなる感じ。
弟子屈の町に着いて、Aちゃん達と一度お別れすることになった。彼らはキャンプ、私達はここから15kmほど離れた川湯温泉のホテルに行く。
既に日は暮れ始め、バイクのライトが頼りになってきた。こっちかな?あっちかな?旦那とボディランゲージで話をしながら目的地に向かう。途中、硫黄山の横を通ると、モクモクと立ち上がる白い煙が山と、そして日が沈んだ直後の藍色の空に映えて、なんだかとっても幻想的・・・。
急いでいるんだけど・・・やっぱり写真でしょう。ほとんど車が通らないその道で、お気に入りの写真をカシャリ。
ホテルに着くと、豪華な、そして大量の夕食が用意されていた。全然知らなかったんだけど、夕食・朝食が付いているプランだったらしいのだ。「夕飯食べてこなくて良かったね」と旦那と二人で顔を見合わせた。
今日の疲れを温泉で癒す。ここの源泉はさっき通ってきた硫黄山らしい。あぁ、あの山ね、と分かるだけでなんだか効力が高まりそうだ。
思いがけない豪華な夕食を前にして、急に気前がよくなり、ビールなんか飲んじゃったせいで、その日はそのまま眠りこけたのだった。

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