バイクで行こう!北海道ツーリング

北海道ツーリング2004 日記

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8月10日(北海道2日目)

いやーん、トンボの大群。
朝は4時半に目が覚める。いくら何でも早すぎだろう、と思いつつも、5時頃起床。ライダーの朝は早いのだ。
7時にホテルをチェックアウトし、まず目指すはガソリンスタンド。夜の顔から朝の顔に様子を変えた旭川の街はすっきりとして見えた。今日は国道40号で、宗谷岬に行く予定だ。国道40号は手塩川と平行するように作られていた。時々見える自然あふれる手塩川の様子に、おぉ〜とイチイチ感動する。
名寄、美深、音威子府、と過ぎていく。3年前に通ったルートだったので、とても懐かしく感じる。と、その時黒い大群がやってきた。ブーン、ブーン。
トンボの大群だ。トンボはこちらに向かってくる。バイクはトンボに向かっていく。避けなきゃ・・・そう思った時、
ゴツン。
あぁ、ヘルメットに当たってつぶれてしまった・・・。ご愁傷さま・・・なんて呑気に構えている場合じゃない。大量のトンボが向かってくるので避けなければ。体を伏せ、頭をカウルギリギリのところまで持っていく。
それでもバイクに当たるトンボは数え切れない。ひぇぇぇぇ〜。
虫が当たって何が嫌かって、メットにはシールドつけてるから直接顔とかにぶつかる心配はないんだけど、なんせすごい勢いでつぶれるので、目の前で虫の内臓(?)らしき液体がたら〜りとか、半身だけなぜかシールドについた状態で、ずーっと羽が目の前でパタパタパタと羽ばたいているとかだ。
まだ乗り始めの初心者の頃は、虫の死骸がメットにつく度に「内臓がぁ〜 黄色い体液がぁ〜 羽がぁ〜」と騒いでいた私も、今じゃ「あぁ〜またシールド汚れちゃったよ」ぐらいにしか思わないので、慣れって怖いと思う。
ふと前を見ると、旦那もトンボと格闘していた。巧みに頭をサッサッと動かしてトンボを寸前で避ける。なんだかトンボを避けるゲームのようだよ。私も真似して、頭を動かして避けてみたが、すぐにゴンとトンボが交通事故を起こしてきたので、諦めることにした。
トンボの大群が過ぎると、二人して顔を見合わせ、「ふーっ」と一息つく。さ、目指そう、宗谷岬を。

日本最北端!宗谷岬。
しばらく走ると、風力発電が見えてきた。白い、人工的だけど大きいなその姿は一瞬目を見張るものがある。「バイクを風力発電」というタイトルで一枚写真を撮る。もうちょっと気持ち晴れてれば、青空!白い風力発電!トリコロールのカッコいいバイク!の3点セットだったのに、空はどんよりと曇っている。ま、上が灰色でも我慢しますか・・・。
ん?どんより?
どんよりしてるのはこれから行く宗谷岬の方角じゃないか?あの空模様は絶対、雨が降っているに違いない。旦那と私、ちょっとがっかりする。
でも、そのまたさらに左の方には青空が見える。ひょっとしたらあの青空がどんよりを追いやってくれるかもしれない。そう信じてバイクを走らせよう。
海が見えてきた。宗谷湾である。そこから右方向に国道238号を進む。宗谷岬はもうすぐそこだ。海沿いの道を楽しみながら更に北を目指す。
ところで、うちらは宗谷岬を訪れるのはは2度目だ。1度行ったにも関わらず、また行かなければいけない理由があったのだ。それは、宗谷岬のステッカーを取得すること
前回、「なかなか来れないから記念に」と買った宗谷岬のステッカー。それは大事に大事に旦那のウエストポーチにしまわれた。なのに。そのツーリングの最中の高速道路走行中に、旦那のウエストポーチのチャックが風圧によって開き、不運にも、中身が全て飛ばされるという事件が起きてしまう。飛ばされた物の中には車検証やカードなどもあって、それはそれで大変な騒ぎだったのだけど、一言で言ってしまえば、良い思い出になるのかな。旦那にとっては苦い思い出だろうけどさ(笑)
ま、そういう訳で、なくなってしまった宗谷岬のステッカーを再び手に入れるという目標(?)ができたのだった。
幸いにも、雨に降られることなく、どちらかというと青空と一緒に宗谷岬に到着した。途中路面がすごく濡れていて、嫌〜な予感がしたのだけど、どうやらラッキーだったみたい。「宗谷岬リベンジ計画」に神様が応援してくれたのかな?
晴れているうちに、北緯45度31分に位置する「日本最北端の地碑」の前で写真を撮っておこう。

ここでは、やっぱり最北端というのが一押しワードなのか、「食堂 最北端」や「元祖 日本最北端の店」などという食堂が立ち並んでいる。
店内には最北端ラーメンという値段も1000円くらいの魅力的なメニューがあったのだが、昨日からお預け状態の海鮮丼欲がうずいている。ウニ・ホタテ・イクラがのった三色丼(1つ2,800円)を迷わず注文だ。”ぼったくり?”の文字が脳裏をかすめるが、気にしない。これを食べに最北端に来たのだから。「はいおまちどーさまー」とテーブルの上にどんぶりが置かれる。さすがに北海道、関東で食べるのよりネタは大きいし、粒は揃っているし、色鮮やかだし、美味しそう。もちろん、味も激ウマだったよ。
食後、(念願の)ステッカーを買いにお土産物やさんに入る。
最北端ステッカーは各種取り揃えてあった。その中でも、カッコいいと思うシルバーとゴールドのステッカーを買うことに決めた。
レジに向かう寸前に旦那が私に「これも・・・」とこっそり渡したステッカー。 黄色い背景に黒文字で「熊出没注意」、そして熊がガァーと威嚇している。
確かに北海道っぽいけどさ、宗谷岬となんの関係が・・・いや、深く突っ込むのはやめておこう。

赤旗ゲット。
宗谷岬も充分堪能し、いざ目指せ網走だ。ここからは延々とオホーツク海を左手に見ながらオホーツクラインを呼ばれる国道238号を走っていく。遠くにクッチャロ湖を見たり、次から次に見えてくる海岸線の景色に見とれたりしながら、ひたすら走り続けた。バイクで走る峠も楽しいけど、こんな風に続く限りの海沿いを走るのもまた良い。
走行中はいろんなことを考えながら走る。後ろでパタパタしている旗を見て、ふと赤いフラッグが欲しくなってきてしまった。ホクレンで配っている旗の色は黄色・緑・青の3色だが、所々にあるHONDAセーフティターミナルショップで安全運転宣言書に署名をすると、そこでは赤い色のフラッグがもらえるのだ。欲しい、と思ったら欲しい。休憩時に旦那に言うと、「そんなに道をはずれなければ行こうか」と言ってくれた。地図とにらめっこしながら、進んでいる道から一番近いお店を探して、そこに向かったものの、なかなかお店が見つからない。
一度バイクを停めて、(あきらめたら・・・?)という顔の旦那を無視しつつ、お店に電話して場所を確認する。ちらっと旦那を見ると、(そんなに欲しいのね・・・)だいぶ呆れ顔だ。
私が欲しいのだから、私の先導でお店まで行くことになった。
今まで、2人で走ってて私が先頭になることはほとんどなかった。道に詳しくないっていうのと、道をあれこれ考えて、運転があやふやにならない為だった。しかし、北海道に来て見知らぬ土地で初めての先導。だいぶドキドキしたけど、赤い旗が欲しいって断言しちゃった手前、引っ込みもつかず、電話で聞いた案内の通りに運転する。関東に住む私と北海道に住むお店のおじちゃんとでは、距離を表現する感覚が違うように思う。「信号曲がって少し走ったら、」の少しの単位が分からない。"少し"は、1kmを指すのかな?5kmを指すのかな?それとも・・・10km!?
信号待ちで、旦那が一言。「どこまで行くの?もうかなり道はずれちゃったよ?」
かなり走ったのは知ってる。おじさんの案内通りに自分が道を進んでいるのかも分からない。でも、教えてもらった道はこの道以外考えられない気もしてる。
「・・・・後1・・・・1kmくらい走って目印のガソリンスタンドがなければ、あきらめる・・・よ・・・」
しょうがないな、って顔で再び旦那は後ろから付いて来てくれた。申し訳ないな、やっぱ私が道案内するなんて無理だったんだよ〜・・、と思った時、切望していたガソリンスタンドが見えてきたのだった。パっと振り返ると旦那も「良かったね」と言ってる。(っていうかヘルメットかぶっているから顔見えないし、声も聞こえないんだけど、バイクに乗ってると一緒に走っている人に気持ちが分かるようになるのさ)
そこからはとんとん拍子に目印が出てきて無事お店に着くことができた。うちらがあんまり来るのが遅いのを心配してか、お店のおじさんは外に出て待っててくれた。やさしいなぁ、もう!
宣言書にサインし、無事赤旗ゲットォー!!
サロマ湖、そして網走。
網走までの道のりをおじさんに聞いて、ちょっと寄り道しちゃったけど、再出発だ。
網走に着く手前でサロマ湖に寄った。サロマ湖は周囲91kmの海跡湖。これは海じゃないの?と思いたくなるその広大な景色にうっとり。もちろん、バイクとのショットを撮るのを忘れないぜ。
網走市街に入る頃にはもうすっかり日が暮れていた。日が暮れてしまうと、暗いし、景色を楽しむどころではなくなって、早く目的地に着かなくては、とちょっと気持ちがあせる。網走駅からそう遠くないはずのホテルを探し、無事発見。バイクを停めて、伸びをする。あ〜今日はよく走ったね〜。旭川から574kmだもん。早くお風呂で体休めたい〜。
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