新車で買ったCBR900RRも走行距離9000kmを超え、北海道ツーリングで走行距離がグッと増えることだろうし、バイクのメンテナンスを行うことにした。
今回行うのは、チェーン交換・スプロケ交換・タイヤ交換・プラグ交換・(フロント)ブレーキオイルの交換だ。こんなに一気にメンテナンスをやるのは初めてだし、バイクの部品名称もあやふやなのですでに頭はパツパツだが、きちんとまとめておきたいと思う。
今回のメンテナンスもバイクショップK-II PROJECTにお世話になる。旦那と私のバイクは全てここで見てもらっている。なんせ、こちらのバイクメンテナンスのこだわりはプロ級。ZZR1100が得意分野のK-II PROJECTはその専門雑誌においても有名だ。
「今日はこれからエンジン組んじゃいまーす」爽やかに(楽しそうに?)社長Kさんは言う。エンジンが組めるくらいだから、バイクがどんなにバラバラに分解された状態でもパーツさえ揃っていれば、Kさんの魔法の手によってバイクはブォンと息を吹き返す。バイクを熟知したお店だからこそ、安心してバイクを任せられる。しかも、メンテナンスに関して知識ゼロの私に事細かに説明してくれるので、とっても有難い。
まずはチェーン交換・スプロケ交換。
チェーンは結構サビが出ていた。数週間前に針金がついた金ブラシでゴシゴシこすりサビを落としておいたものの、そろそろ交換の時期。チェーンを回すためのスプロケットもチェーンとの磨耗によって刃が尖ってきたので交換することに。
チェーンをはずす
チェーンを外すのに通常は専用の工具を使ってピンを押し出すのだが、ノーマルのチェーンのピンは少し太く工具を傷めてしまう可能性があるので、電動チェーンソーで出っ張った部分を削り外す。
ウィーンというけたたましい音と共に激しい火花が飛び散り、チェーンの継ぎ目のピンの切断だ。ピンが外せる状態になったら、チェーンのたるみを調節しているネジを緩める。継ぎ目を取り、チェーンをはずす。
これが今までついていたチェーン。表側はチェーンオイルで白くなっているが、裏は結構サビだらけ・・・
スプロケット(スプロケ)をはずす
リアタイヤを外すのに、タイヤを固定している円柱状の棒を引き抜く。ディスクローター・スプロケが付いた状態のタイヤが外れる。
ネジを回してスプロケを外す。
タイヤからスプロケを外すと、黒いゴム状のハブダンパーが現れた。「え、こんなものが入ってたの?」とびっくりしたが、こいつは加減速時にチェーンからタイヤに伝わる衝撃を吸収してギアやクラッチ・チェーンの破壊を防いでくれる大事な役割をしているらしい。これが劣化すると、隙間が出来て主に加速時にばたつく・・らしい(私にその異変が分かる時が来るのだろうか。)いろんな所で工夫がされているんだな、とただただ感心する。
今まで装着していたスプロケは、新品と比較するとだいぶ磨耗して尖っているのが見てとれる。
前側のスプロケを外すために、チェーンカバーを取る。油とオイルと砂の融合物でベッタリと汚れている。ココも定期的に手入れできる場所だ。パーツクリーナーで掃除した後、新品のスプロケ(前側)を取り付けた。
新品のスプロケを取り付ける
新しいスプロケをホイールに取り付ける。後は再びタイヤをフレームに固定するだけとなった。タイヤの中心になる棒だが、ノーマルの状態では潤滑油が何も塗られていなく、少しサビが出ていた。サビはキレイに落とし、K-II PROJECT特製の秘密のグリスを塗ってもらう。このグリス、調子良くなるらしいのだが、「秘密のグリスだよ〜ん」と怪しく笑う社長の笑顔が印象的だった。
タイヤが本体に納まると、交換したばかりのスプロケがより光って見えた。
新品のチェーンを取り付ける
鮮やかな金色がまぶしい今度のチェーン。RKのレーシングゴールドシリーズである。これがSUNSTARのゴールドスプロケに合わせられる。うーん、カッコいい!まず後方のスプロケに合わせて、上側からゆっくりと前方のスプロケにかける。タイヤを回すと丁度1周した所でジョイントを固定する。ベタベタに白い接着材らしきものが付いたジョイントを表裏間違わないように取り付け、専用の工具でピンを奥側から手前側に押し出す。この状態でほぼ抜けることはないらしいのだが、更に押し出された部分のピンを押し広げて完全に外れないように固定した。これでチェーンがつながる。
チェーンのたるみを調節する
取り付けられたチェーンを丁度良いたるみの所で固定する作業に入った。リヤタイヤを挟んで左右のフレーム部分にチェーン調節の目安になるメモリがあるので、そこを同じメモリになるように合わせるのがポイントだ。左右が合っていないと、スプロケの磨耗が激しくなってしまう。
ボルトにナットが付いたような部品で位置を決めたら右側のネジをきっちりと締め、チェーン取り付け完了。新品のチェーンは走行距離が伸びると少したるみが出てくるので、その場合は同じ要領でまず右側のネジを緩め、そして少しメモリを後部にずらすし、またネジを締めるという工程を踏む。
以上でチェーン交換&スプロケ交換が終わった。ふー。
次は同時進行していたタイヤ交換について説明することにしよう。